駿河湾系おたく

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狭く深く。

【剣盾S10】一騎当千ウルガラス【最終7位】

苦労は売ってでもしたくない。座右の銘は他力本願。きのどくです。

9月が30日までしかないこともあり、今月はより一層短く感じましたね。そうでもない?うるせえよ
そんな中で僕はというと、対戦相手がトゲキッスを繰り出してこないのが嬉し過ぎてここ数ヶ月で一番対戦しました。2ROM合わせて500戦ちょいくらい。マジ新鮮で楽しかったです。

ほんで、3ヶ月ぶりに良さげな結果が出て嬉しいよ~ってカンジなワケでございます。
構築の方も命中不安少なく、KPこそ高くはないですが全員が性能高めでまとまり、やることがシンプルで強い形になっていてとても僕好みの出来栄えです。自分が組んでるからそりゃそうなんですけど。

構築名に四字熟語とか入れちゃうと己(おのれ)が失われる気がしてあんまりやりたくなかったんですけど、今回ばかりは一騎当千を入れずにはいられませんでした。おじいちゃんの方々なら多分ニンフィアの技構成を見たらわかると思います。

てなわけで発表会に移っていこうかなと。個別は並び順です。

 

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【構築経緯】

使ってみたいポケモンを並べて潜ったところ、ニンフィアの性能が圧倒的に輝いていたためニンフィアを軸として構築をスタート。

今回軸とするニンフィアを最も活かすことができる形は 「ステルスロック」+ニンフィア+積みエース だと考え、「ステルスロック」要因を模索。
使用率TOPであるパッチラゴンと戦うためにはニンフィアと合わせる上でも地面タイプである必要があると考え、マンムードサイドンを経て最終的には強力な特性"威嚇"を持つワルビアルに着地した。

続いて積みエース。ニンフィアを上手く扱えば1回積む暇は確実に作り出せるため、1積みでの制圧力が高く「ダイバーン」による弱点の打ち消し兼火力補助、「ダイソウゲン」を持つことで範囲の拡大ができ、こちらの「ステルスロック」と相性が良いウルガモスを採用。

流石にウルガモス一匹では対応できない並びも出てくるため、もう一枚エースを採用する際浮いてるポケモンが欲しかったこと、ワルビアルの「岩石封じ」との相性、ある程度のサイクル性能を評価してアーマーガアを採用。

残りの二枚は当初スナイパーインテレオンとポリゴンZで三枚エースと受け崩しという形を取っていたが、まずインテレオンが明らかに不要だった且つ水タイプへの展開を増やしたかったことから「フリーズドライ」を採用したアローラキュウコンに変更。

そしてポリゴンZの枠はなんか違うと言いながらしばらく使い続けたが、ホズの実を持ったハピナスとマッチングして遂に変更を決意。アローラキュウコンからの展開も増えたことも考慮し、「水流連打」への耐性を持ち選出の幅が広がるウオノラゴンを採用して構築を完成とした。

 

【コンセプト】

ステルスロック」+「欠伸」
「身代わり」+「バトンタッチ」
オーロラベール
のいずれか、または複数からエースを展開する。

の一点。

 

【個別】*上昇補正 下降補正

 

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Aキュウコン@光の粘土
実数値:151-a-101-125-121-177
技構成:フリーズドライ/ムーンフォース/オーロラベール/悪巧み

・H-B 特化ウーラオスの「水流連打」を大体耐える(1/2048)
・C 「ムーンフォース」+1/16スリップダメージでd4振り連撃ウーラオス確定

アローラ!(笑)
5ターンと8ターンでは雲泥の差があるため光の粘土で採用。てか他に持たせるものが無い。
主に連撃ウーラオスを意識した調整だが、テラキオン辺りがちらついて涙を流しながら最速を取った。
水タイプに通る氷打点「フリーズドライ
メインウェポン「ムーンフォース
積み及びサイクルを補助する「オーロラベール
エースも兼ねるための「悪巧み」
となっている。壁展開だけでなく、素の速さと「悪巧み」の存在から自身を通すプランも持てるのがとても良い。
絶対零度」を笑ってやるという意地が心の隅にあった気がする。

 

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アーマーガア@ラムの実 ミラーアーマー
実数値:173-139-126-c-105-130
技構成:ブレイブバード/ビルドアップ/挑発/羽休め

・AS振り切り

ガラール!(?)
積みエースにはラムの実を持たせて異常耐性を付けるのが好きなのでラムの実。
そしてエースだからAS。なんと大真面目に言っているのである。
メインウェポン「ブレイブバード
積み技「ビルドアップ」
詰め技「挑発」
サイクル参加してほしかったので「羽休め」
の構成。ぶっちゃけ変更の余地が無い。
パッチラゴンの世界でまともに動かせるか不安ではあったが、後続(主にワルビアル)と合わせてそれほど苦には感じず最高のエースとして動いてくれた。
あまりに性能が美しい。最高のポケモンである。

 

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ウルガモス@気合の襷 虫の知らせ
実数値:161-a-85-187-125-167
技構成:虫のさざめき/炎の舞/ギガドレイン/蝶の舞

・CS振り切り

ウルガ、な。
+1「ダイワーム」でダイマックスパッチラゴンを倒せることを評価して"虫の知らせ"+気合の襷での採用。これによってパッチラゴンにも対面から勝てるなど、高い対面性能も得ることができた。
そしてエースだからCS。なんと大真面目に言っているのである。
特性の恩恵を受け音技なのも地味に嬉しい「虫のさざめき」
まぁまぁバグ技「炎の舞」
水妖への打点且つ回復ソースにもなる「ギガドレイン
やばい積み技「蝶の舞」
で、これが最強だと感じた。「ダイサイコ」を撃ちたいと思うこともあったが、飛んできがちな先制技が大体「アクアジェット」だったため「ダイバーン」の撃ちどころで割と何とかなった。
HPがあれば全然倒されず、HPが無ければ馬鹿げた火力を出すことができる。
また100族がかなり速い世界であり、「炎の舞」とかいうバグ技も持っているため、とりあえずで目の前の敵を殴ってみたら勝手に全抜きの体勢が整っていたなんてこともザラにあった。
あまりに性能が美しい。最高のポケモンである。

 

 f:id:Kinodoku0808:20201002125208g:plain
ワルビアル@オボンの実 威嚇
実数値:201-140-101-c-105-140
技構成:地震/岩石封じ/挑発/ステルスロック

・H-B 特化パッチラゴンの珠「ダイドラグーン(140)」を"威嚇"込み確定耐え
・H-D 補正無しリザードンの珠「キョダイゴクエン(150)」を確定耐え
・S 最速パッチラゴン抜き

3日後に構築から抜けるワニ。とか言ってたら最後までいた。
特性が"威嚇"で、ある程度の数値を持つこのポケモンにはサイクルを形成してほしかったためオボンの実。
耐えたらいいな抜けたらいいな、のラインを丁度満たしてくれたので採用に至った。
メインウェポン「地震
後ろの補助、行動回数を確保するための「岩石封じ」
相手の展開を阻害する「挑発」
採用理由でもある「ステルスロック
で、当初はどれかと「地獄突き」を入れ替えようと思っていたが、想像以上にどの技も切れなかったためやめた。ちなみに「地獄突き」が欲しいと思った場面は無かった。
"威嚇"と地面タイプが偉すぎて、なんと選出率は1位。9割5分の対戦で選出し、何かしら爪痕を残してくれた。
連撃ウーラオスとまっさらな状態で対面すると本当に対戦が終わるので気を付けないといけないが、それは俺の問題として自信を持ってパッチラゴンにぶん投げ続けた。
なかなかやれるワニ。ホンマにようやった。

 

 f:id:Kinodoku0808:20200303195805g:plain
ニンフィア@食べ残し
実数値:201-a-113-130-165-86
技構成:ハイパーボイス/欠伸/身代わり/バトンタッチ

・H-B 特化ウーラオスの鉢巻「暗黒強打」を食べ残し込み確定2耐え
・H-D 特化FCロトムの「ボルトチェンジ」に最高乱数切って「身代わり」が残る

構築の始点。
技との噛み合いが素晴らしい食べ残しでの採用。
基本的にはHBに振り補正はD、60族がとっても多いので気持ちSに割いた配分。
メインウェポン「ハイパーボイス
対面操作と起点作りを兼ねる「欠伸」
安定択になりやすい「身代わり」
「身代わり」を引き継いだり、相手を見てから交換したりする「バトンタッチ」
で、全ての技が強かった。
新シリーズということで割といろいろなポケモンを使ったが、このニンフィアだけは本当に変える気が起きなかった。
後出しが比較的安定し補助技でいなしにくる相手(主にモロバレルハピナス)に対し、「身代わり」+「バトンタッチ」でウルガモスやアーマーガアを着地しにいったり、「身代わり」を残して「欠伸」から裏に負担を掛けにいったりと常に複数の安定択を持っている安心感は他にはないものだった。
終盤は多少選出率が落ちたが、それでも出したら堅実な仕事ぶり。このポケモンを最初軸に決めてよかった。

 

 f:id:Kinodoku0808:20200202142639g:plain
ウオノラゴン@拘りスカーフ
実数値:165-156-120-c-101-127
技構成:エラ咬み/逆鱗/サイコファング/寝言

・AS振り切り

最終日に舞い戻ってきたアゴの精霊。
上から動けば動くほど役割対象が増えるため拘りスカーフでの採用。
でも性格は意地っ張り。種族値が高いわけではないためAの実値は上げられるだけ上げたかった。
バカ「エラ咬み」
ごく稀に押す「逆鱗」
「ダイサイコ」になる「サイコファング
「ダイウォール」になる「寝言」
の構成。まぁ基本的にはAボタンだけ押している。
積み技こそ無いが、行動回数の増加が信じられないアドバンテージになるため周りとの噛み合いも素晴らしかった。「身代わり」が残った、あるいは壁下のスカーフウオノラゴンが恐ろしいことは想像に難くないと思う。
このポケモンを選出するとダイマックスの択に余裕ができるのが一番ありがたかった。
キュウコンから強引に展開しようとしてくる人を咬んだり、ウーラオスの「水流連打」に繰り出したりかなり良いパーツで、変更が上手くハマってくれてとても嬉しい。

 

 

以上です。
8割の対戦で

フェアリー+ワルビアル+エース

で選出していました。受け系統など早めに「ステルスロック」を撒きたかったり、「挑発」を絡めて展開したかったりする構築で危険性(ウーラオスの存在)が無ければワルビアルが前に出てくることもあります。
他にもアイアント入りに初手ウルガモスから、キュウコンリザードン入りに初手ウオノラゴンから入って対面的に動かすこともありました。持ち物とポケモンの基本性能のおかげで取れる選択肢が多かったのも魅力だったと思います。
強いポケモンに噛み合った強い持ち物を持たせたらとっても強くてウケました。

問題は上でも何回か挙がっているワルビアルとウーラオスの対面です。ウオノラゴンが入ってほんの少しマシになりましたが、基本的に「水流連打」の通りが良いので引けず、裏も削られワルビアルが居なくなっては相手のパッチラゴンを止められず負けというのが常に付きまとっていました。幸いパッチラゴンにワルビアルを投げてから即フェアリー引きがそこそこ安定した択なのでほぼこの負け方は無かったのが救いです。

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嘘でしたね。9月30日早朝にガッツリやってました。ごめんなさい。
だから基本的にフェアリーからゲームを作っていきましたが、エースが鋼に強いことなども含めてまぁまぁ安定して戦えてよかったです。

最終日に本ROMをあの世(1200位)から戻して以降、この構築では一番下がった時で2000切ってもう1敗くらいで、悪くない位置で停滞できていたので上振れを待ってましたがなんとか間に合ってくれて嬉しいです。

というわけでこのプールもあとひと月ですね。夢特性の化石組が加わってくるかもしれんけど。
あの技(ゲンガーのアレ)が嫌なくらいで基本的にめっちゃ面白い環境だと思いました。どうせ大怪獣バトルが控えているのでね。次は最終日も休日なことだし、これ読んだお年寄りの方も新環境前に肩慣らしておきませんか。
またランクマッチでお会いしましょう。

 

tn:Glitter     最終7位 (101勝 52敗 レート2159)
tn:りかこちゃん 最終69位 (219勝 149敗 レート2082)